
私は家を建ててからもう少し収納を確保しておけばよかったと思うことがあり、自分の経験からこれから家を建てる方、購入される方の参考になるように自分の経験も踏まえお伝えしていけたらと思います。

たしかに家を建てたり、買ってしまったら、あとからはなかなか収納って増やせないよね。
だからと言って家具をたくさん買うと家具だらけの家になるからやっぱり初めが大事だね。
はじめに
新築・購入時に収納を考えた方がよい理由
あとから収納を増やすことは難しい!これが理由です。
だから、収納計画は家の設計と同じくらい大切!計画段階から家族の生活動線や収納の目的をしっかり考えておくことが、その後の快適な生活に繋がります。
新築・購入時に収納を考えるメリットをまとめました。
- 快適な生活を手に入れる 十分な収納スペースがないと家が散らかり、日々の片付けに追われることに。各スペースに適切な収納を設置することで見た目もすっきり。それぞれの物の収納場所が決まっていれば家族全員が整理整頓を意識するようになります。また、引っ越し後の荷物整理もらくちん。
- 見た目を損なわずに収納を確保できる 新築時に収納を計画することで家のデザインを保ちつつ収納を確保できます。また、屋根裏や階段裏などのデッドスペースの有効活用で、家の家具の量を減らせるのでスペースの有効活用が可能。家が家具だらけは嫌ですよね。
- 将来の家族構成に合わせた収納や趣味にも対応 子どもの成長や趣味に応じた収納スペースを確保。子どもが増えて引っ越しはめんどくさい。旦那の趣味の収納場所に悩まされたくない。
- 収納不足で後悔しない!追加費用の発生を防ぐ! 新築後に収納が足りないことに気づくと、追加工事や収納家具の購入が必要になりコストが増える。収納以外にお金がかかるのに!
- 家の資産価値の向上 家のデッドスペースの有効活用や収納の充実により、もし家を売却するときにも資産価値の向上が期待できる。どうせなら資産価値の高い家にしたいですね。
収納による生活の質が上がる

収納とは単なる「物を片付ける場所」にあらず!生活のクオリティを高める重要な要素!
例えば、
・収納場所をはっきりさせることで家族が片づけする習慣を生み出します。結果として家族の出したものの片づけから解放される。
・必要なものがすぐに見つかる。家の中での探し物時間の短縮を実現。
・見た目もすっきり、収納上手な「おしゃれな家」を手に入れる。
収納確保のための基本的な考え方

収納確保を考える上での基本は以下の通りです。
必要な収納量を把握する
- 家族構成を考慮する 家族の人数や年齢、性別に応じた収納を確保。
- 所有物をリストアップ 衣類、日用品、趣味の道具などカテゴリーごとに持ち物の量を想定
- 今後の増加を予想 子どもの増加や成長、新たな趣味など今後の増加も想定
- 各部屋ごとの収納量を考える キッチン、リビング、寝室、玄関など、それぞれの場所ごとに収納するものを想定
- 頻度別に区分 毎日使うもの、週1回使うもの、年に数回使うものなど頻度で区分
- 収納率の目安について 一般的に延床面積の10~15%程度を収納スペースとして確保するのが一般的
- デッドスペースの活用も検討 階段下、天井裏なども含めて収納場所を考える
- プロの意見を聞く 自宅の新築を検討している方はハウスメーカーや工務店、設計士に相談してプロの意見を聞いてみましょう。忙しくて時間が取れない方やまだハウスメーカー等を決めていない方は、後で後悔しないためにも専門家にオンラインで無料相談できる【家づくり相談所】にまずは相談してみましょう。
家族構成やライフスタイルごとの収納
- 家族構成別の収納のポイント
- 単身者の場合: ベッドと収納が一体になっている家具などを有効活用し小スペースを活用
- 夫婦の場合: 夫婦の共有スペースと衣類収納を余裕をもって想定
- 子育て世帯の場合: 子どもの成長に応じた可変式収納やおもちゃ収納を十分に想定する
- ライフスタイルに合わせた収納のポイント
- 趣味について: アウトドアや手芸などの道具が必要な趣味の場合には専用スペースを確保
- 仕事について: ワークスペースの書類収納や機器類の配線収納を想定
- 動線について: 帰宅後の玄関収納や洗濯動線などの家事同線など家での行動を想定した収納確保
部屋別の収納ポイント

リビングは見せる収納と隠す収納のバランスが大事!空間を美しく保ちながら使い勝手も考慮することがポイントです。人が呼べるリビングを目指したいですね。
そのために、本棚やディスプレイ棚にお気に入りの本やインテリアを置いて個性を出したり、目に留まる場所におしゃれ アイテムを置くことで、空間が魅力的に見えます。
家電や日用品・雑貨は棚やクローゼットに収納し隠す収納でスッキリさせ、リビングが整理され落ち着いた空間に。見せる収納は少なめにしてすっきり隠すことがポイントです。
キッチンのパントリーと引き出し収納活用は使用頻度で決める!よく使う物は取りやすい場所に、使用頻度が低い物は奥や高い場所に収納する。
パントリーには常備食材や調味料を収納できるようにし扉付きでスッキリ。
引き出し収納には仕切りなどを活用し調理器具や食器を分けて収納。ゴミ箱は引き出し式や隠すことで清潔に!
寝室のクローゼットは、衣類の収納量を考慮し棚やハンガーパイプ、引き出しやハンガーラックで使いやすさを確保する。
ウォークインクローゼットは、衣類だけでなく、靴やアクセサリーを整理できるようにスペースを区分けし、頻繁に使う物を手前に、季節物や使用頻度が低いものは奥に収納
玄関のシューズクロークは、靴以外にも外出時のアイテムや子どもの外出アイテムなどを整理して収納できるといいですね。隠す収納で玄関をすっきり保てるようにするのがポイント。季節ごとの靴を収納でき、散らからずに収納できると理想ですね。
土間収納が作れる場合には、ベビーカーやアウトドア用品、掃除道具なども玄関に収納できることで便利
浴室・洗面所は、タオルと洗剤の収納場所を確保。タオルは棚や引き出しに収納し取り出しやすくしましょう。見せる収納にするならオープンラックやバスケットがおすすめ。洗剤や掃除道具はキャビネットや収納棚で隠す収納を。高さ調節可能な棚で縦に空間を活用し使いやすさと省スペースを両立させましょう。
子ども部屋は成長に合わせた可変式収納がカギ!可変式棚やクローゼットを活用し、子どもの成長に合わせて収納を見直そう。子どもが小さい頃はおもちゃ、就学後は本や文房具、成年に近づくにつれ衣類などが増えていきます。収納する持ち物の量が変動するので、可動式の棚やカゴを使って、おもちゃや小物を整理することもあり。
・アウトドアや音楽などの趣味がある場合は趣味の道具の場所もお忘れなく!
収納スペースを効率化する工夫
家のデッドスペース活用(階段下、天井裏、壁厚収納)

- 階段下 収納棚やクローゼットを設置し靴や掃除用具の収納を検討。買いだめした洗剤など消耗品の収納もあり。
- 天井裏 季節物や頻繁には使わない物を収納するスペースとして利用。
- 壁厚収納 壁の厚みを利用して引き出しや棚を埋め込む収納。新築時に作りこむのが◎。小物や書類を収納するのに便利。
デッドスペースを収納に変えることで、収納スペースを確保しながら居住空間を広く使えます。特に新築時はよく考えたいですよね。

可動棚、引き出し式収納をうまく使おう
- 可動棚 棚の高さを調整でき、収納物のサイズに合わせて柔軟に対応が可能。将来の持ち物の変化にも対応可能。特に書籍や食器、衣類などの収納に便利です。
- 引き出し式収納 小物やアクセサリー、文房具などを整理して取り出しやすく収納できます。キッチンやクローゼット、デスク周りには設置したいですね。
奥行きのある収納のポイント
- 取り出しやすい収納方法 よく使うものを手前に配置し奥には滅多に使わない物を収納しましょう。引き出しやスライドラックを活用し、奥の物も簡単に取り出せるように工夫するといいですね。
- 収納ボックスやバスケット 奥行きのある棚や引き出しには、収納ボックスなどを活用して、物を小分けにして収納し、引き出しや棚ごとに整理しましょう。透明なボックスを使用することで何が入ってるか見える化するのがおすすめ。
予算を考慮した収納プラン

コストを抑える収納アイデア
💡既存家具の活用 使っていない家具を再利用し収納スペースを増やしたり、中古家具などの活用を検討する。
💡DIY収納 ホームセンターなどの木材や安価な素材を使って、棚やボックスをDIY。品質はひとそれぞれだが手作りで自分に合ったオリジナル収納を作れます。
💡シンプルな収納用品 100均などの低価格の収納ボックスやカゴを使って、小物を整理しよう。
💡壁面収納の活用 ホームセンターなどに売っている収納棚やフックを壁に取り付け、床のスペースを節約しながら、追加の収納を安価で確保しよう。
収納計画で後悔しないための注意点
✅使用頻度を考えよう よく使う物は手前に置いたり、動線を意識して取り出しやすい場所に、滅多に使わない物は奥や高い場所に収納しよう。
✅十分な収納スペースを確保しよう 持ち物は必ず増えていきます。物が増えても対応できるよう、余裕を持った収納スペースを計画するようにしましょう。
✅動線を考えよう 動線を考えて必要なものを必要な場所へ収納しよう。収納場所までのアクセスを考え、使い勝手の良い位置に収納を配置。
✅可変性を持たせるようにしよう 可動棚や可動式引き出し収納で、将来の変化する生活スタイルに対応できるようにしましょう。
✅収納した持ち物の可視化 探し物の時間短縮や、物を見失わないよう、ラベルや透明ボックスを活用して整理整頓しよう。
収納の失敗例や注意点
まとめ
新築時や家の購入時には落ち物の量や部屋ごとの使用用途に合わせた収納配置をしっかり行うことが重要です。
そうすることで家族が快適に過ごせる家を作り、片付けに追われない生活を手に入れましょう。

ぜひみなさんも参考にしていただき素晴らしい収納計画を立ててください。

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